企業における優秀な人材の確保は、
会社の運命を左右する大きな課題となっています。
また、ただ集めれば良いというわけではなく、
社員ひとりひとりの能力を引き出し、
生産性を上げ続けることも意識しなくてはいけません。
そのための自己啓発セミナーやスキルアップ研修など
外部から講師を招き、社員教育をしている企業も多いことでしょう。
しかし、どんな良い研修を受けさせたとしても
社員本人がやる気になってくれなければ意味がありません。
もしあなたが経営者や、部下を持つ上司の立場だとしたら。
社員は、あなたの言葉ひとつで本気にもなれば、怠惰にもなってしまいます。
社員を生かすも殺すも会社次第。
つまりは、会社の生き死ににも関わってくるのです。
本講座では、東洋のリーダー・君子が読む書物と言われていた
中国古典「大学」を読み解きながら、
人材を育てるにはどうしたら良いのかを考えていきます。
人には長所と短所があります。
「自分には何も取り柄がない」と思いがちの人でも周囲から見れば
「細かいところによく気がつく」
「人の悪口を言わない」など
良いところはきっとあるはずです。
このように自分の長所や才能は
自分自身では、なかなか気付くことができません。
反対に、いくら自分が長所だと思っていても
他者からそう受け取られていなかったとしたらどうでしょう。
才能や能力、やる気といったものは、
形があるわけでも、目に見えるわけでもありません。
もしかすると、その人自身の内側では、
泉のように溢れているかもしれないのです。
日本人は自己主張の苦手な人種と言われています。
はっきり物を言わない代わりに、
私たちは相手が何を求めているのか、
どうして欲しいのかを慮る文化があります。
相手がなかなか意見を言わないようであれば、
話しやすいような空気を作り、気持ちを聞いてあげることも大切です。
実際に、中国の君子と呼ばれるリーダーたちも
相手の話をよく聞き、政治に反映してきたと言われています。
中国の古典「大学」には、
先人に学ぶ、人を育てるヒントが詰まっています。
講座を通して、その思想や考え方を学んでいきましょう。
岸本 郁夫(きしもと いくお) 先生
アクティブ・ブレイン協会
研修講師・エグゼクティブコーチ・トレーナー・カウンセラー
Uncap Coaching Labo(アンキャップコーチングラボ)代表
アクティブブレイン・ベーシック /読書法/英単語法 認定マスター講師
生涯学習開発財団 認定コーチ(文部科学省所管)
2003年より、コーチングを日本に最初にもたらしたパイオニア・本間正人先生に学ぶ。組織の中で自信をなくした対象者が抱える心のブロックを取り去り、五感シンクロレベルの傾聴で「心の声なき声」を聴き、 可能性を最大限引き出して心から望む夢や目標を実現させるコーチングには定評がある。
また、参加型ワークをふんだんに盛り込んだ体験型人財育成研修は、企業、学校、公官庁、NPO、病院などからの支持も多い。
2015年からは拠点を東京に移しエグゼクティブコーチとして、ビジネスパーソンや全国各地のリーダーたちに豊富な経験から培われたコーチング技術とその在り方、そして熱い思いを伝えている。
人間学の大家、小田全宏先生の元で人間教育トレーニングを受け、記憶術と人間学を融合させた「アクティブブレイン講座」を2012年より全国各地で展開。夢実現脳にスイッチを入れるこの講座を通じて、多くの人の夢を叶える。自身も-20kgのダイエットに成功するなど、自身の人生も豊かに花開いていくのを実感している。