藤原先生

2014年8月の最新世界経済予測

チャイナ・リスクを回避するには、
他国にも目を向けていきましょう!

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中国では、政治の権力闘争が起こっている!?
チャイナ・リスクを回避するには、
他国にも目を向けていきましょう!

現在の中国の政治では、孫子や孟子を持ち出すことによる、大義名分が立つのはいいですが、本当に、その通りに活動をしているようには見受けられません。そのため、実質的には権力闘争をしているに過ぎないと言えるでしょう。

なぜ、このような闘争に発展するのかと言えば、現在の中国には、本質的な物事の考え方、すなわち、哲学が欠如しているように見受けられるためです。これは、中国の歴史を見るとわかりますが、辛亥革命、文化大革命を経て共産国家となり、30年程度の月日が経ったという事から、歴史の浅い国であると考えられるためです。

権力闘争という政治の乱れから、将来的には足元の経済はついてこられなくなると考えられます。なので、足元がどうなのかというよりも、それぞれの国の歴史の中でこれから先どうなるかを考え、他の国にも目を向けていきましょう!

政治が乱れれば、当然、経済はついてこられなくなります!
共産主義の国なのに「ありえないこと」が起こっている中国は、
将来的に大混乱になるのでは?

過去に遡ってみると、中国は、国内外の企業を優遇し、本来は、共産党に入れない資本家を受け入れてきました。
しかし、現在は、独禁法などによって国内外の企業を締め出しています。

これは、本来の共産党の思想の観点からは「ありえないこと」をしていた事が原因です。なぜ、このような「ありえないこと」を行ったのでしょうか。それは、中国が経済発展をさせる事を優先したからでしょう。
しかし、経済発展に陰りが見えてくるに連れ、本来の共産党の思想の観点からは「ありえないこと」であった資本家の受け入れから、資本家の排斥に向かっていくでしょう。

このような出来事は、かつて、毛沢東が大躍進運動を行って悲惨な結果に終わり、文化大革命に向かったという歴史に見受けることができます。
今後、株価が低下していくにつれ、銀行の取り付け騒ぎが起こり、企業が倒産することになれば、様々な大混乱が起こると考えられます。

チャイナ・リスクはすぐそこに!?
中国は政治の国なので、
政治の能力をしっかりと見て判断をしましょう!

現在の中国は、利害関係によって動いているように見受けられます。これは、毛沢東の思想が染み渡っているために起こっており、結果として世界中から非難を被っています。しかし、この関係は目の前の利益に関わることでしかないので、状況の変化に対応できなくなると考えられます。また現在の中国は、民主党勢力がなくなってしまっているので、共産党勢力が強くなると考えられます。そのような事から、中国という大国が、政治に行き詰ってしまうと、将来的には、様々なことに問題が生じていくでしょう。

しかし、中国は、たくましい国であるため様々な産業については自前で行なうことができるでしょう。一方で、金融システムを持っていないので金融は脆弱です。そのため、中国は今後の急激な成長は望めないかもしれません。

現在の中国では、将来的に「何にでもなりえる」状況になっていると考えられます。
日本と中国の間で行われている売買関係は、様々なことにリスクになりえると考えた上で、よく考えて行動していきましょう。

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講師紹介

藤原 直哉(ふじわら なおや) 先生

経済アナリスト 株式会社あえるば 取締役会長
特定非営利活動法人日本再生プログラム推進フォーラム 理事長
独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っているほか、小田原市および長野県南信濃遠山郷に拠点を構え、ロハス体験学校の主催、コンサルティング、社内教育、講演、執筆活動を行っている。
また、藤原直哉が執筆する「ワールドレポート」を毎週発行。その他、社会人学校「藤原学校」を東京で月2回開催し、全国各地で「藤原塾」も開催している。
さらにNHKラジオ第一放送の「ビジネス展望」、山口放送ラジオの「情報ダブルクリック」にレギュラー出演、NHK文化センター青山教室では「世界の中の日本経済」というタイトルで時局分析を行っている。
このほか以下の職責を兼務している。
・渋谷ソーホーバレーコモンズ(SVC)推進協議会会長
・有限責任事業組合藤原KAIZEN研究会顧問
・ワシントン大学経営大学院名誉卒業生
・ワシントン大学経営大学院キー・パートナー

株式会社あえるば
URL:http://www.fujiwaraoffice.co.jp/

講座概要

受講期間 毎月中旬更新 月1回
受講料 ¥500 /月額(税込、バックナンバーの価格です) 
教材構成 動画教材:収録時間 約15分
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