人間は誰しも何かしらの悩みを抱えて生きています。
だからこそ、友人やカウンセラーに「話を聞いて欲しいな。」「悩みを取り除いてくれればいいな。」と思うことがあります。
しかし、「取り除く事ができる悩み」であれば良いですが、
実際には「取り除くことが出来無い悩み」の方が多いと思いませんか?
結局は、悩みを解決するのは当人しかありえません。
聴くという事は、悩みを取り除くのではなく、人を支えることです。
どうすれば、人を支えられるのかを「傾聴の姿勢」から学びましょう!
相手の事を、決めつけたり、分析したり、勝手に判断したりしていませんか?
無条件に受容するという姿勢を持ちつつも、同感をする訳ではない事を理解しましょう!
そのような、思考こそが「受容」につながります。
相手のことを本当の意味でわかることはありません。
相手をわかろうという気持ちこそが大切であり、それが「共感」につながります。
相手の話を聞いて、「同感」できることばかりではありません。
自分の気持ちをごまかさず、その感情のままでいるということが「一致」につながります。
「受容」「共感」「一致」を、正しく理解し「傾聴の姿勢」を理解しましょう!
傾聴の基本的な姿勢は、「受容」「共感」「一致」でした。
このことは、自分自身に関して相手を欺いてはならないことも言及しています。
自分自身の気持ちを欺いて、聴く事が良い事とされている社会構造であるかもしれません。
しかし、自分の心の声を傾聴出来る人こそが、他人の心の声を傾聴出来る人になりえます。
自分の気持ちを欺かず、どのように相手に伝えることができるか?を
「傾聴の姿勢」を通して考えましょう!
岩松 正史(いわまつ まさふみ) 先生
傾聴講師。心理カウンセラー、アクティブ・ブレイン記憶術マスター講師。アクティブ・ブレイン読書法講師。アクティブダイエット講師。
心理カウンセリングの他、企業、自治体、医療機関において傾聴やメンタルヘルス研修をしながら、地元の就労支援NPOや引きこもり支援の相談員をしている。
2007年から始めた一般向けの「傾聴1日講座」は丸1日かけて1名からじっくりと傾聴が学べることが好評で、Googleの検索ワード「傾聴」ランキングでは常に上位に表示、北海道から愛媛まで全国から300名以上が受講している。
毎週1回52週間連続でお届けする無料のメールマガジン「傾聴のつぼ」は400人以上に読まれている。
2012年アクティブブレイン記憶術講師となり“脳を開き人生を開く”をキャッチフレーズに、持ち前のカウンセリングマインドをベースに記憶力の向上を2日間で体得できる講座を開催中。