現在、長期金利が本格的に上がり出した可能性が見受けられます。
金利が上がるときの悪影響というのは、
金利水準が低い時に顕著に見られるのです。
大変なのは財政であり、財政赤字が一番酷いのが日本。
限界までの国債発行、予算のバラ撒き。
そして、国債発行はこれ以上難しい状況です。
企業や家計への影響も少なくありません。
金利が上がればどうなるのか!?
影響度合いを見定めるためには、シュミレーションが大事です。
大企業において市場で資金調達しているところでは
調達金利も上がります。市場から借りていれば待ったなしの状況なのです!
金融市場の一つの時代が終わり、借金が多いことが実力!という
時代は終わっている。金利動向を注視することが必要です。
日本の貿易収支・経常収支が黒字となり、
円高になってしかるべき状況のなか、
一方アメリカでは貿易収支が大幅な赤字へ転じ、
利下げ、ドル安方向へシフトしていきます。
シャープの減資、東芝の粉飾決算による株価大暴落。
盤石と思えた地盤にも綻びが出るなかで、
電力・ガスの自由化による根本的なエネルギーの革命が
目前に迫っています。
不安定な自然エネルギーを安定したエネルギーへ変換するためには!?
地域再生へと結びつける力はどこから出てくるのでしょうか。
中国・産油国・資源国の不景気で
外需に期待するのは極めて難しく、
「量ではなく付加価値の高い仕事をする」ということを
改めて考えていかなければなりません。
地域創生という言葉がありますが、地域が主体となって
地域の力を活かした運営ができるところとそうでないところでは
差が歴然としています。
個人の利益を超えて、全体の利益を増やすという協調性を持って
産業を盛り上げていくという地道な作業を積み重ねることにより
外的要因に左右されない地盤を作って行きましょう。
藤原 直哉(ふじわら なおや) 先生
経済アナリスト 株式会社あえるば 取締役会長
特定非営利活動法人日本再生プログラム推進フォーラム 理事長
独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っているほか、小田原市および長野県南信濃遠山郷に拠点を構え、ロハス体験学校の主催、コンサルティング、社内教育、講演、執筆活動を行っている。
また、藤原直哉が執筆する「ワールドレポート」を毎週発行。その他、社会人学校「藤原学校」を東京で月2回開催し、全国各地で「藤原塾」も開催している。
さらにNHKラジオ第一放送の「ビジネス展望」、山口放送ラジオの「情報ダブルクリック」にレギュラー出演、NHK文化センター青山教室では「世界の中の日本経済」というタイトルで時局分析を行っている。
このほか以下の職責を兼務している。
・渋谷ソーホーバレーコモンズ(SVC)推進協議会会長
・有限責任事業組合藤原KAIZEN研究会顧問
・ワシントン大学経営大学院名誉卒業生
・ワシントン大学経営大学院キー・パートナー
株式会社あえるば
URL:http://www.fujiwaraoffice.co.jp/