相手の話を聞く時に「繰り返し」の技術をマスターすることで、
傾聴もより一層本格的になっていきます。
話し手の感情に着目して繰り返すと習ってきましたが、
「これは繰り返してよいのだろうか」と悩む場面もあるでしょう、
例えば、病気の話などは難しいものです。
皆さんも一緒に考えてみましょう。
友人から電話があり、相談があるということで待ち合わせをしました。
いつもは明るいはずなのに、神妙な顔つきです。
友人は「ガンと診断された」と深刻な話を打ち明けます。
その時、あなたはこの言葉を繰り返した方がよいのでしょうか。
それとも繰り返さずに、飲み込むことがよいのでしょうか。
その時の態度や表情にも影響されますが、
言葉として着目すると、その重たい告白にどう対応するか、
誰でも悩むところです。選択肢を間違えないためにも、
講座で繰り返しの注意点を学びましょう。
「つらい」「やりたくない」などネガティブな発言にどう付き合うか、
わからない人は多いと思います。しかし、傾聴の技術を使うことで、
相手のためにも、自分のためにもプラスの作用が期待できるのです。
マイナス発言は、聞く人の気持ちまで落ち込ませてしまいます。
話し手は周りに気を配るような精神状態ではないので、
そのような内容を連発してしまうのです。
また、自分の発言がきっかけで、相手をより落ち込ませて
しまうのではないかと心配することもあるでしょう。
まさにマイナス発言が生んだ「負の連鎖」です。
その流れを断ち切るためには、「繰り返し」が効果的です。
講座では実際にありそうな場面を想定し、
「自分ならどうするか」を考えながら学ぶことができます。
ポジティブにもネガティブにも対応できる傾聴スキルを身につけませんか?
岩松 正史(いわまつ まさふみ) 先生
傾聴講師。心理カウンセラー、アクティブ・ブレイン記憶術マスター講師。アクティブ・ブレイン読書法講師。アクティブダイエット講師。
心理カウンセリングの他、企業、自治体、医療機関において傾聴やメンタルヘルス研修をしながら、地元の就労支援NPOや引きこもり支援の相談員をしている。
2007年から始めた一般向けの「傾聴1日講座」は丸1日かけて1名からじっくりと傾聴が学べることが好評で、Googleの検索ワード「傾聴」ランキングでは常に上位に表示、北海道から愛媛まで全国から300名以上が受講している。
毎週1回52週間連続でお届けする無料のメールマガジン「傾聴のつぼ」は400人以上に読まれている。
2012年アクティブブレイン記憶術講師となり“脳を開き人生を開く”をキャッチフレーズに、持ち前のカウンセリングマインドをベースに記憶力の向上を2日間で体得できる講座を開催中。