これまでに傾聴の基礎として、
うなずきや繰り返しの技術を学んできましたが、
今回のテーマは「相反する感情への関わり方」です。
笑えないような話を笑いながら話す人の相談に悩む、
泣きながら大丈夫と言う人を心配したことはありませんか。
このような状態を心理学では「アンビバレント」な状態といいます。
心の中では好意と敵意を同時に持っており、
時と場合によって変化するため、
自分自身でもどちらの感情なのかわからない状態と言えます。
このような場面に出会った時に、どのように対応すべきなのか、
傾聴のスキルを学びましょう。
暗い話ではあるものの、笑いながら話しているのだから
大丈夫だろうと考えるのは要注意です。
笑うことで感情を薄めていると考えなければなりません。
相反する感情に関わる時には傾聴のスキルを上手に使う必要があります。
例えば、「頑張ります」と言葉にしているものの、
覇気がなく、うつむき加減の場合や、
「納得しました」と言うものの、無表情な場合もあります。
普段生活していると、相反する感情に出会うことはよくあることです。
そんな時、励ますとよいのでしょうか。
また、聞き手の立ち位置はポジティブなほうがよいのか、
ネガティブのほうがよいのか、本当に難しいものです。
傾聴の技術を使って、そのような人に出会った時の対応方法を学びませんか。
相手の心理状態が乱れている時だからこそ、
聞き手はしっかりとしたスキルを身につけておく必要があります。
友人関係の相談はもちろん、病院や受付窓口など、仕事上、
このような人に会う機会が多い人にも見ていただき講座です。
すぐに動画をチェックしましょう。
岩松 正史(いわまつ まさふみ) 先生
傾聴講師。心理カウンセラー、アクティブ・ブレイン記憶術マスター講師。アクティブ・ブレイン読書法講師。アクティブダイエット講師。
心理カウンセリングの他、企業、自治体、医療機関において傾聴やメンタルヘルス研修をしながら、地元の就労支援NPOや引きこもり支援の相談員をしている。
2007年から始めた一般向けの「傾聴1日講座」は丸1日かけて1名からじっくりと傾聴が学べることが好評で、Googleの検索ワード「傾聴」ランキングでは常に上位に表示、北海道から愛媛まで全国から300名以上が受講している。
毎週1回52週間連続でお届けする無料のメールマガジン「傾聴のつぼ」は400人以上に読まれている。
2012年アクティブブレイン記憶術講師となり“脳を開き人生を開く”をキャッチフレーズに、持ち前のカウンセリングマインドをベースに記憶力の向上を2日間で体得できる講座を開催中。