新年度が始まりましたが、日銀・財務省が危機感を持つ
景況感を感じ取れているでしょうか。
株価だけに左右されていては、
先の経済を見据えることは出来ません。
人為的に釣り上げられている株価を除いて、
構造的に財政再建が難しいなかで、
国債の買い取りが酷い様相を呈しています。
この収拾の付かない状態が、
日本経済にどれだけの影響を波及させるのか。
市場を顧みない政策に翻弄されないよう、
自衛の手段を講じる必要があります!
アベノミクスを先10年に亘って続けた場合、
金利がどれくらい上昇するのか想像できるでしょうか。
経営する上で、経済動向に目を向けることは必須なのです!
アメリカ経済の実態は”不景気でお金が足りていない”状況です。
相場の釣り上げは力尽き、ドルを切り下げざるを得なくなれば、
経済の下支えも出来なくなるでしょう。
ドルが世界から消えるのは時間の問題かもしれません。
ヨーロッパ情勢も、ギリシャが通貨ドラクマを復活させ、
ユーロ、ドラクマの2つの通貨で経済の運営を考え始めました。
今回の金融危機を契機に、EUの構造が大きく変化していく
可能性があります。
大きな転換点を迎えたEUは、着々と未来に向けて準備を
進めているのです。
世の中に変化が起これば、その変化の中に自分たちが
どう進化をすればよいか考えなければなりません。
日本もまた、根本的に体制を組み直さなければならなくなるでしょう。
21世紀の秩序は20世紀とは全く違うことを念頭に置きながら、
積極的に行動していくことが必要です!!
藤原 直哉(ふじわら なおや) 先生
経済アナリスト 株式会社あえるば 取締役会長
特定非営利活動法人日本再生プログラム推進フォーラム 理事長
独立系シンクタンクとして「経済」「政治」「国際情勢」「組織のリーダーシップ」に関する独自の分析を行っているほか、小田原市および長野県南信濃遠山郷に拠点を構え、ロハス体験学校の主催、コンサルティング、社内教育、講演、執筆活動を行っている。
また、藤原直哉が執筆する「ワールドレポート」を毎週発行。その他、社会人学校「藤原学校」を東京で月2回開催し、全国各地で「藤原塾」も開催している。
さらにNHKラジオ第一放送の「ビジネス展望」、山口放送ラジオの「情報ダブルクリック」にレギュラー出演、NHK文化センター青山教室では「世界の中の日本経済」というタイトルで時局分析を行っている。
このほか以下の職責を兼務している。
・渋谷ソーホーバレーコモンズ(SVC)推進協議会会長
・有限責任事業組合藤原KAIZEN研究会顧問
・ワシントン大学経営大学院名誉卒業生
・ワシントン大学経営大学院キー・パートナー
株式会社あえるば
URL:http://www.fujiwaraoffice.co.jp/