顧客満足度を上げたいと考える企業は多いでしょう。
現在のビジネスにおいてCSを考えることは当たり前になりました。
顧客は企業に何を思い、何を求めているのか。
その本質を探ることが満足度向上の近道となります。
そもそも「傾聴」というこの言葉、聞き慣れないという方もいるでしょう。
傾聴とはカウンセリングなどで使われる言葉で、
コミュニケーション能力の1つとして注目されています。
相手の話をしっかりと聞くことができる人は、それだけで信用を集めます。
ここで注意したいのが、傾聴は「話題」に耳を傾けることではありません。
例えば、自社の商品やサービスに興味を持った顧客から、
問い合わせの電話をいただいたとしましょう。
そのとき顧客は何を思っているのでしょうか。
心の中は「期待」と「不安」です。
そこで商品の説明だけを熱心にしていては、顧客の不安は解消されません。
相手の立場になって聞くことが大切です。
声に出して話す言葉だけが本心ではありません。
顧客の心の中には様々な要素が含まれています。
顧客の本当の気持ちに応答しましょう。
これは全ての人に備わっている技術ではありません。
スポーツと同じで練習しなければ習得できないということです。
中には「傾聴」を独学で習得し、
相手の言葉をさえぎらないように口を閉ざすというやり方を
徹底している人もいるそうです。
しかし、黙ることは本当にスキルと言えるでしょうか。
傾聴をマスターするためには正しい知識が必要です。
何のために学ぶのかという姿勢がブレてしまうと、上達はありません。
顧客満足度を上げたいと悩む経営者は必見です。
「聴く」という切り口からCSを考えてみましょう。
岩松 正史(いわまつ まさふみ) 先生
傾聴講師。心理カウンセラー、アクティブ・ブレイン記憶術マスター講師。アクティブ・ブレイン読書法講師。アクティブダイエット講師。
心理カウンセリングの他、企業、自治体、医療機関において傾聴やメンタルヘルス研修をしながら、地元の就労支援NPOや引きこもり支援の相談員をしている。
2007年から始めた一般向けの「傾聴1日講座」は丸1日かけて1名からじっくりと傾聴が学べることが好評で、Googleの検索ワード「傾聴」ランキングでは常に上位に表示、北海道から愛媛まで全国から300名以上が受講している。
毎週1回52週間連続でお届けする無料のメールマガジン「傾聴のつぼ」は400人以上に読まれている。
2012年アクティブブレイン記憶術講師となり“脳を開き人生を開く”をキャッチフレーズに、持ち前のカウンセリングマインドをベースに記憶力の向上を2日間で体得できる講座を開催中。