杯を傾けながら、毎回さまざまなことについて考える
「居酒屋Wisdom School」。
日本のみならず、海外からの受講者もいるなど、毎回人気の企画です。
今回は、奈良県の銘酒「吉野千本桜」をお供にお送りします。
第4弾となる講座のテーマは、世界一幸福度が高い国と言われている
ブータンについて。
ルネッサンス・アイズ代表の松尾一也先生が視察へ行った経験談をもとに、
国民の幸せと希望感はどこから来ているのかを考えます。
幸せの国・ブータン。2011年に第5代ワンチュク国王夫妻が
新婚旅行で日本を訪れ、東日本大震災の義援金を寄付したことも
記憶に新しいでしょう。
国王夫妻のおおらかで豊かさを感じる微笑みは、
ブータンが「幸福指数世界一」であることを日本国民に強く印象づけ、
一大センセーションとなりました。
しかし、ブータンは決して先進国とは言い難く、
日本と比べて物質的に恵まれているとも言えません。
中国とインドという大国に挟まれた国土の面積は、
日本の九州ほどの大きさです。
ブータンを訪れた松尾先生は、古き良き日本を彷彿とさせるような
農村が広がっており、国民は慎ましやかな暮らしを送っていたと語ります。
それでも国民の97%もの人が「幸せだ」と答えるブータン。
モノが溢れ、道路や交通も整備されて、ずっと住みやすいはずの日本ですが、おそらく幸福度はそれよりも低い数字でしょう。
果たして、日本になくてブータンにはあるものとは一体何か。
松尾先生が感じた生の体験談で、叡智をつかんでください。
信心深い仏教徒であるブータン国民は、
殺生をご法度としています。
かつて江戸幕府の第5代将軍綱吉も生類憐みの令を出し、
道を歩く虫すら殺さぬようにと命じましたが、
ブータンは現代でもその精神を守っているのです。
時代は21世紀に入り、世界が急速に発展する中でも、
こういった伝統文化を変えようとしない国民性に、
日本人も学ぶべきところがあるでしょう。
他にも、日本では考えられないような事例があります。
ブータンのある山には金が埋蔵されていることが分かっていますが、
それを掘削するつもりはないそうです。
金を手に入れればさらに豊かになれるはずなのに、
一体どうしてなのでしょうか。
そこには、私利私欲ばかりが先に立つ現代人がハッとさせられる、
納得の理由が隠されていました。
ぜひ、講座で確認してください。居酒屋Wisdom Schoolは、
台本なしで、本心を語り合う場です。
お酒の飲める方は一緒にグラスを傾けながら、
2人の本物によるトークを楽しんでください。
松尾 一也(まつお かずや) 先生
■現 職
株式会社 ルネッサンス・アイズ代表取締役社長
NPO法人日本政策フロンティア理事
一般社団法人日本プロトコール&マナーズ協会専務理事
■経 歴
1961年 東京品川区生まれ
1984年 富士通(株)入社
1987年 ルネッサンス・アイズ(株)設立
2000年 ミニ・スクール 「Coco-de-sica」校長就任
2004年 NPO法人日本政策フロンティア理事就任
2017年 創業30周年を迎える。
大学時代より安岡正篤、中村天風の哲学セミナーを受講、あわせて世界各地を旅して「人間学」に目覚める。
富士通を退社後、竹村健一氏、岸見一郎氏、本田健氏など文化人、財界人の講演会を企画開催し、現在では850名に及ぶ講師陣ネットワークを築く。
26歳で起業し、一貫して「人間学の探求」をライフワークにした、「学びをプログラムさせる」専門家。
シアトル ワシントン大学(UW)でワールドクラスのリーダーシップ論を学び、一流の人物たちから薫陶を受けた英知をもとに「人づくり」に専心している。
聞く人それぞれの価値観を大切にしながら、人間力(成長、幸福、出逢い、繁栄) の要諦をわかりやすく解説。
企業や官公庁にはリーダーシップ、モチベーション、コミュニケーションなど「人と組織の成長」にフォーカスして、年間100講演、ここ10年で1.000回を目標にしている。
週刊「東洋経済」“本誌が選んだ50選”講演者リストに選ばれる。
現在、次世代リーダー育成プラットフォーム「Nexting」を全国展開中。
■主な講演テーマ例
「次世代リーダー育成と人間力」「人財育成と自律型リーダーシップ」「心のスイッチの入れ方」「出逢い力を磨く~善循環マネジメントのコツ~」「人と組織の成長」など
■主な著書
「出逢い力ーあなたに逢えてよかったと言われる人生」(明日香出版社)
『トップリーダーが実践している 奇跡の人間育成』(きずな出版)
新著 『50代から実る人・枯れる人』(海竜社)
・株式会社ルネッサンス・アイズ
URL:http://www.renaissance-eyes.com/