役員退職金の債務性を十分に理解・ご説明ができているでしょうか。支給するべきかどうかという点も含め、事業が滞りなく継続できるようにするための要確認ポイントでもあります。 第5回では、役員構成や現状の退職金規定など様々な面から状況を確認し、提案に結びつけるためのトークポイントを解説します。
経営者にとっても役員退職金の問題は、事業承継の各種問題として重要なものですが、それと同じように退職する役員にとっては、今後の人生を支える大事な資金となります。その点を十分に顧慮し、慰労という面からも退職金をどのように支給するのかを考えなければいけません。支給される側からの視点も含めて、生命保険を退職金の形成に活用する際のポイントも、判例も交えて解説します。
大西 恭則(おおにし やすのり) 先生
大西義塾、ウイズダムスクール講師
元日本生命代理店営業本部主席コンサルタント。
これまでに50,000名を超える経営者・ドクター向けセミナーを全国にて開催。とりわけ、豊富な経験に裏打ちされた『お客様の想いと願い』を実現するコンサルティング手法に定評あり。
事業承継問題に関するオーナー経営者・資産家・医療法人等からの要請が多く、日本生命を退職後も人気セミナー講師として、独自のカリキュラムに基づく保険業界のコンサルタント人財の育成に従事。